トキこども大使の活動

セブンイレブン緑の基金

2005/7/31認定式

 トキが舞う九重町の空を復活させようと活動している「NPO法人九重トキゆめプロジェクト21」(高橋裕二郎代表)と、環境をテーマに社会貢献に取り組んでいる「セブン―イレブンみどりの基金」(事務局・東京都)は三十一日、町内の小中学生八人に「トキこども大使」認定証を交付。新潟県佐渡市への派遣事業について説明した。
 町内田野の飯田公民館に、作文などで選考された地元の小中学生と保護者ら計十六人が参加。高橋代表が「佐渡でトキや自然環境のことを学び、友達らに感じたことを話してもらいたい」とあいさつ。大使一人一人に認定証を手渡した。
 同大使は八月二十六―二十九日に佐渡市を訪問。佐渡トキ保護センターの見学や、トキが帰ってくるための田んぼづくりをしている地元団体の活動などに参加し、自然環境保護などを考えるきっかけにする。
 飯田小学校六年の中尾彰宏君(12)は「実際にトキを見て、どうしたらトキが戻ってこられるのか家族で相談します」と話した。
 同基金は、一九九三年に設立され、セブン―イレブン店頭での募金やセブン―イレブン本部からの寄付金で運営。同町に「九重自然学校」の開校準備も進めており、一日に県庁で協定書調印式がある。

新潟県佐渡島研修
2005.8.26〜29

 九重の大空にトキが舞う環境づくりを進めている特定非営利活動法人(NPO法人)「九重トキゆめプロジェクト21」と「セブン―イレブンみどりの基金」は二十六日から二十九日まで三泊四日の日程で、新潟県・佐渡島に九重町内の小中学生を派遣した。子どもたちは「トキ子ども大使」として、トキの生態や生息環境などを学んだ。
 大使は、作文などで選ばれた飯田小学校と飯田中学校の児童生徒八人。野生のトキが国内で最後まで生息していた佐渡島の、佐渡トキ保護センターやトキ資料展示館、かつてのねぐらや餌場だった場所を訪ねた。トキの観察を長年続けた、地元の佐藤春雄さん(元高校教諭)は「佐渡にトキが最後まで生息していたのは、自然豊かで静かな環境が残っていたから。それでも人間の力が及んで絶滅した」と説明した。
 現在の保護センターでは、中国の協力を得てトキが八十羽にまで増えている。環境省はトキの野生復帰を進め、十年後には六十羽を定着させる目標を掲げている。地元ボランティアも野生復帰に向けて餌場づくりなどを進めており、九重町の子どもたちが草刈りを手伝った。溝部万紀さん(14)=飯田中二年=は「佐渡の田んぼにはメダカやタイコウチ、オタマジャクシのほか、たくさんの虫がいた。トキが生息するにはこういう環境が必要なんだ。九重にもトキを呼びたい」と目を輝かせた。
 同基金は、自然学校を二〇〇七年春に九重町内に開校する計画。九重事務所を開設し、「地域との協働」を掲げており、大使の派遣は今後も継続していくという。
 中国のトキ保護センターへの支援や、九重町内での無農薬農業の研究を進めている「九重トキゆめプロジェクト21」の高橋裕二郎理事長は「佐渡と九重は環境が似ている。子どもたちに運動を受け継いでもらい、五十年後、百年後まで続く息の長い活動にしていきたい」と話していた。

     

    

新潟県佐渡島研修 新聞記事

動物愛護活動で奮闘している活動家ブログに記事がありました

日中トキ・シンポジウム  2005.10.29

オタマジャクシを救え! 九重町の子どもたちが“大作戦”決行

べべんこイベント 2006.4/15.16


トキ再生のための環境作り活動 田植え 2006.5.28


朝7時から苗代で苗取り

わらでくくった苗

昔ながらの苗を運ぶ道具が作られていました

雲が多く、風が強い中田植え開始

こびる(おやつ)

田植えのとき食べられていた伝統食「田植え餅」

ひもを引っ張るのもむずかしい

老人会のおじいちゃんおばあちゃんも楽しそうでした

アイガモも活動中

6/7 初出動

6/28 ずいぶん大きくなった

草取り作業中

草取りの道具